千葉県館山市の市指定天然記念物に「六軒町のサイカチの木」というものがあります。なんでも、以前は今より海岸線が内陸に近く、元禄地震の際に津波が起こった時、この木に登って命を救われた方がいたとか。そういうわけで館山では割と有名な木だそうです。
そんな歴史を持ち、かなり昔からここにあった木なのですが、2019年9月に千葉県を襲った台風15号でこのように倒れてしまいました。
かなりの大木・老木で倒れた部分を見ても、折れたのではなく抜けて倒れてしまった感じに見受けられました。幸い、現在は空き家となっている隣家の土地に倒れているため、現在でもこのような状況で置かれています。
館山の歴史をずっと見てきた木が倒れてしまうのはさみしいですね。私は、立っている時に一度も見ることができなかったので残念です。私の休日のロングお散歩コースにこの近隣の道を組み込んでいるので、このサイカチの木の今後を見ていきたいと思います。